Excelの便利スキル(第4回)月単位、年単位での日付加減算(EDATE関数)
すぐに使えるExcelの便利な小技を集めました
よく使う機能、よく使う関数を少しだけ深掘り
第4回は、日付を指定した日のまま1ヶ月だけ、または1年だけずらす等、日付を加減算する手法のひとつを紹介していきます。
- 登録日から1ヶ月間のお試し期間の終了日付算出
- 保証期間が3年間とした場合の、保証期間終了日の算出
では、細かく見ていきましょう。
【第4回】月単位、年単位での日付加減算(EDATE関数)
ExcelでEDATE関数を入力すると、以下のヒントが表示されます。
開始日に日付データのセルを指定します。月に加算する月数を入力し使用します。Excelは日付の加減算であれば、関数を使用しなくても計算可能で、3日後であれば「日付データのセル+3」、2週間前であれば「日付データのセル-14」と入力するだけで計算結果を表示してくれます。
ですが、1ヶ月の日数は月によって異なるため、月単位での加減算を行う場合はEDATE関数を使用するほうが便利です。
例えば、あるサービスのお試し期間が1ヶ月間とし、登録日から換算して1ヶ月後の日付を算出する場合を考えます。
基準日となる「登録日」をEDATE関数の開始日とします。1ヶ月の日付を求めるため、月には「1」を入力します。
登録日が1月末であった場合、1ヶ月後は2月末となりますが、うるう年の場合でも正しく2月末の日付を計算しています。
EDATE関数は月単位での加減算を行う関数ですが、1年間の月数である12を乗算することで年単位での加減算も行うことができます。
例えば、購入日から3年間の保証期間を有する商品一覧を元に、保証期間終了日を算出する場合を考えます。先程同様、基準日となる「購入日」をEDATE関数の開始日とします。3年後の日付を求めるため、月には「3*12」を入力します。
このExcel小技、すぐに使えそうでしょう?
Excelだけでも様々な処理や操作が可能で、その中でも頻繁に使う機能や関数は絞られるはず。「よく利用する」機能や関数をもう少し詳しく知り、使いこなすことで、今の作業をより早く、より簡単に終わらすことができるようになるといいですよね。