Excelの便利スキル(第2回)曜日の取得(weekday関数)
すぐに使えるExcelの便利な小技を集めました
よく使う機能、よく使う関数を少しだけ深掘り
第2回は、セルに入力された日付データから、曜日情報を取得する手法を紹介していきます。
- 特定の曜日のときに、計算式を変更する
- 週の始まりを火曜日にからにして計算する
では、細かく見ていきましょう。
【第2回】曜日の取得(weekday関数)
ExcelでWEEKDAY関数を入力すると、以下のヒントが表示されます。
シリアル値とは日付データを表します。つまりWEEKDAY関数は「日付データから曜日の情報を取得して、1から7までのどれかの数字(曜日番号)を返します」。オプションの[種類]を指定しない場合は日曜始まり(=1)となります。
曜日の情報を曜日番号という数字に置き換えてくれることで、特定の曜日に対して処理を分けることができます。例えば、水曜日は【定休日】と表示する場合を考えます。水曜日の曜日番号は4なので、IF関数を使用して「もしWEEKDAY関数の返り値が4の場合、【定休日】と表示、それ以外は何も表示しない」と設定します。
=IF(WEEKDAY(A2)=4, "定休日", "")
WEEKDAY関数のオプションを指定することで、週の始まりを変更することもできます(WEEKDAY関数のヒントでは[種類]と表示されます)。
例えば、日曜と月曜を【休み】表示するのであれば、週の始まりを火曜に設定したほうが計算しやすくなります。WEEKDAY関数のオプションに12を設定し、IF関数で「返り値が6以上の場合、【休み】と表示」と設定します。
=IF(WEEKDAY(A2, 12) >= 6, "休み", "")
このExcel小技、すぐに使えそうでしょう?
Excelだけでも様々な処理や操作が可能で、その中でも頻繁に使う機能や関数は絞られるはず。「よく利用する」機能や関数をもう少し詳しく知り、使いこなすことで、今の作業をより早く、より簡単に終わらすことができるようになるといいですよね。